SDGs実現に向けた取り組み

材惣DMBホールディングスグループは、太陽光発電を始め、
各グループ企業が行う事業を通してSDGsの実現に貢献していきます。

SDGs(Sustainable Development Goals)とは?

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の略称で、「持続可能な開発目標」と訳されます。2015年9月に行われた国連サミットで全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するために17の目標と169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。2001年に策定されたMDGs(Millennium Development Goals:ミレニアム開発目標)が、開発途上国のための目標としていたのに対し、後継であるSDGsは全ての国に適用される普遍的(ユニバーサル)なものであり、日本としても積極的に取り組むとしています。私たちもこれに賛同し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。

材惣DMBホールディングス株式会社としての取り組み

材惣DMBホールディングス株式会社では材惣木材株式会社や大日本木材防腐株式会社をはじめとしたグループ会社の管理統括等を主な事業としています。一方で、工場跡地や工場屋根の有効活用として太陽光発電事業を行っています。また、三重県に所有している山林をメインに、グループ企業である材惣木材株式会社と協力しながら、将来何世代にもわたって引き継いで行ける森林の環境づくりに努めています。

再生可能エネルギー事業

材惣DMBホールディングス株式会社では現在「北海道木古内町」「海部郡飛島村(屋根設置)」に太陽光発電施設を設置しています。総容量およそ1.5MWで、発電した電力はすべて電力会社に売電し、再生可能エネルギーの普及に力を入れています。このほかに、風力発電、水力発電等の事業への取り組みについても具体的検討を行っています。再生可能エネルギー事業への取り組みを通して、二酸化炭素排出による地球温暖化の抑制といった、地球環境への負荷軽減に貢献していきます。

関連するターゲット 7.2、12.8、13.3

山林事業

材惣DMBホールディングス(株)、材惣事務所は、大正時代から山林事業を行ってきました。三重県、北海道などに山林を所有し、現在この社有林の多くが伐採期を迎えています。また、風水害の防止など日本の国土保全の面から国産材の活用が求められています。こうした背景も踏まえ、2014年7月より材惣木材(株)においてスタートした、伐採や再植林などを行う新規事業と協力し合い、国産材の利用普及に努めています。森林を適切に管理することで、土砂崩れや洪水等を防止することができます。また、伐採した後に新しく植林された若い木が二酸化炭素を吸収することで地球温暖化防止につながり、更には豊富なミネラルを含んだ水の生成にもつながります。数十年先を見据え、森林を適切に管理することで、次の世代やその先の世代が安心して住み続けられる環境づくりを目指します。

関連するターゲット 3.9、6.6、12.2、14.1、15.1、15.2

中大規模木造建築

2010年に施行された「公共建築物木材利用促進法」により、低層公共建築物は原則、木造化、木質化することが義務づけられました。 2019年に完成した「ザイソウ正木ビル」はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)」として認定されました。ZEBとは、省エネと創エネにより使用するエネルギーをゼロとする建築物のことです。 当ビルでは、高効率照明・空調、外断熱、断熱窓、自然換気等により 61%エネルギーを削減(省エネ)し、太陽光発電等により40%の創エネを行っています。また、中・大規模の非住宅木造建築に活用されているCLT(直行集成板)を用いて高い強度を実現しながらも、内装には木材の表しをそのままにすることで人の居心地の良さにも配慮した建物になっています。木造のメリットである、工期の短さや建築コストの安さ、木の特性である、断熱性、調湿性を活かし、人と環境に優しい建築物の普及に力を入れていきます。

関連するターゲット
4.4、4.7、7.2、7.3、8.5、11.3、12.2、12.4、12.5、12.8、13.3、15.1、15.2、17.17